沖縄でも数少ない、昔ながらの製法でじっくり愛情込めて作った、純黒糖です。
当店では、契約農家さんが大切に育てたさとうきびを圧搾し、5時間以上地釜で煮詰め、味と素材の良さを失わないよう、私の手で心を込めて作っています。
さとうきび汁を地釜で5時間以上も煮詰めて造りますが、5時間煮詰めている間も気が抜けません。火加減の管理など、職人の経験と技をもって、しっかり見ておかなくてはならないのです。素材そのままの味を生かすため、この行程が一番気を使います。
手造り黒糖の場合、黒糖ができると「できた」とは言わず、「生まれた」と言います。美味しい黒糖を造るには、赤ちゃんを産むときのように気を使いますし、職人の技が必要になってくるからです。
一般に販売されている黒糖は白糖の原料として製糖工場で精製された、粗糖と言う原料を加工したり、細かくしたりして店頭に並んでいます。その粗糖は白糖の原料としてさとうきび汁を分離・加工しているため、昔ながらの地釜で造る黒糖とは味もミネラル分もかなり違っています。
そのため当店では、さとうきびを自らの手で圧搾し、地釜でじっくり5時間以上煮詰め、さとうきび本来の味とミネラルを、できるかぎり失わないようにしています。
さとうきびは、見た目から想像が出来ないほどの甘さを持ち、沖縄の農業にはかかせないもので、沖縄の農地面積の3分の1がさとうきび畑です。
元々はさとうきびの栽培も自ら行っていましたが、現在は栽培は信頼できる契約農家さんが作るさとうきびを使用しています。
数あるさとうきびの品種のなかから、収穫量は少ないが糖度が高い「農林10号」を使用しています。効率よりも味を追求した結果、そうなりました。
さとうきびの収穫は糖度が最も高まった時期を見計らって行います。1本1本が非常に重く、束にして運ぶのはとても重労働です。ですが、おいしい黒糖を作るためには苦労にはなりません。
収穫したさとうきびは、トラックで工房に運び込み、一両日中に搾汁・釜焚きを行います。そうしなければ、さとうきびの汁が乾燥して蒸発すると共に、せっかく高まった糖度が低下し、発酵し始めてしまうからです。
通常なら何度も圧搾機に通し、できる限り貴重な汁を得ようとするのですが、私は一度きりしか搾りません。いわゆる一番搾りのみ使用するのです。これが美味しさの理由のひとつでもあります。
鍋にあふれるほど入れたさとうきびの汁は、微妙に火加減をコントロールします。片時も目が離せません。
黒糖の味に苦味を残さないよう頻繁にアクを取り、攪拌して水分の蒸発を促していきます。
表面に湧き立つ泡の大きさと、設置した温度計を見ながら、常に火加減を調整します。釜の温度や蜜の濃さを判断しながら半日煮つめてでき上がった蜜は、最初に入れた汁の5分の1にも満たなくなります。さとうきびの絞り汁が凝縮された糖蜜は、この上なく純粋でやわらかく深いコクが溢れています。
手造り黒糖の場合、黒糖ができると「できた」とは言わず「生まれた」と言います。美味しい黒糖を造るには、赤ちゃんを産むときのように気を使いますし、職人の技が必要になってくるからです。
■ お客様の声
おすすめ度 | kepi様 | 2023-06-18 |
到着して早速頂きましたが思っていた以上の美味しさに思わず「うわぁ美味しい~」と声に出してました。見た目からして美味しそうな艶のある黒、固いように見えても口に入れるとさらほろっと崩れて食べやすい。粉末タイプとシロップも合わせて購入しましたがどれも美味しい、ミネラルを豊富に含んでいる深みのある味でした。お料理やデザートにも活躍しそう。丁寧に作られたものは違いますね、もっと頼めば良かった、リピートします。 | ||
お店からのコメント
2023-06-18
コメントありがとうございます。
気に入ってとても光栄です。 今後ともよろしくお願いいたします。 |
おすすめ度 | DanDori様 | 2022-07-25 |
ミス沖縄さんのYouTubeを見て購入させて頂きました。 手間暇かけて、しっかり愛情込めて作られている事が、食べて伝わりました。 家の在庫が無くなる前に、さっそくリピートしようと思います。 出会えて良かった。 |
おすすめ度 | aki様 | 2021-10-04 |
とても美味しかったです。 紅茶やお茶のお供にいただいてます。 |
[商品説明]
原 材 料:さとうきび(沖縄産)・消石灰
内 容 量:180g/袋
賞味期限:製造日より4ヶ月
栄養成分表示(100g当たり)
<エネルギー:354kcal/蛋白質:1.7g/脂質:0/炭水化物:89.7g/食塩相当量:0>
※消石灰に関して
黒糖を製造するのに凝固剤として
必ず使用される原材料です。(約0.3%)
健康への危害の心配はありません。